by Nobuko Fukuda (Certified Rolfer)   Last up date : 7/12/03

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ロルフィング10シリーズを終了された、皆様からのお便り
すべて当方でロルフィングを受けられた方々です。お寄せいただいた感想を掲載しています。


INDEX(本人の了解を得てweb掲載しています)
清水貞子さん(小児科医)    ロルフィングを通じていかに彼女は自分と向き合ったか。
Oさん(歯科医)     武道や呼吸法など身体の感覚を追求されている方ならではの感想をいただきました。


清水貞子さん(小児科医) 
研修医2年目、不規則な生活、リラックスできない損な性格がさらに輪をかけて疲れを増やしていたようで、日々身体が重くてしょうがなくて、家に帰るとすぐ寝て、寝ても疲れは取りきれず、悪循環にはまり込んだ。肩こり、腰痛はもちろん、首の寝違えを頻発したりして、立っているだけなのにどこかが痛い状態だった。

ストレッチング、ヨガなど試してみたものの、あまりにも凝り固まったものが大きすぎて太刀打ちできない感じがしていた。ロルフィングのことは2000年アエラ増刊で読んで、これだったら楽になるかもしれないと思っていた。セッション中の福田さんのやさしさにあふれた表情に、私も癒されたい!!と思った。時間に余裕のあった11月ついに下北沢を訪ねることになった。

Session 1 (2001/11/28)
呼吸がテーマだった。
胸いっぱいに息を吸おうとしても、鎧(ヨロイ)を着たように広がることが邪魔されていてできなかった。セッションで言われたとおりにしていくうちに胸が上にも下にも広がるようになった。ここに息を入れると決めるだけで、息がそこに入っていくのだ。イメージの力がこんなに大きいものだとは知らなかった。これは大発見。それから、息をするってこんなに身体を使うことだったんだってはじめて知った。いままで感じたことない身体の感覚を感じながら、これからのセッションに期待を膨らませていた。

Session 2 (2001/12)Session 3(2002/1)
カラダの表面を整えることが主眼のセッション。
終わった後いつも身体が軽やかになる爽快感を味わうと、コアの筋肉も早く整えてしまいたい! 間をあけるなんて私の身体が許さない! ということで以後4回はがんばって群馬から通うことになった。

Session4 (2002/2/3)
いよいよ問題の腰。
私は15歳のときから腰痛持ち、しかも痛くなるのは常に右腰。そもそも姿勢を良く見せるために胸を張って、腰までそらせていたけれど、それは良い姿勢とは言えないのだと納得した。反るのは上手だけど、丸めるのはとても下手。尻尾(尾骨)を丸めるなんてやったことなくて、しっぽ丸めてと言われる度に苦心惨憺していた。いろんなところ、福田さんにいじられるところ全てが、普段意識していないけれど、とても固くて日々の活動を制限している感じだった。終わったあと自分の外見に驚いた。パンツの縫い目のラインが前よりもまっすぐになっている。体重は変わらなくてもこれだけでやせて見えるんだと感動した。
楽チンにした腰を支える脚が大問題。足首、膝、股関節まで捻れに捻れて絞ったタオルみたいだった。どんなに柔軟体操しても伸びなかった膝の裏。それがセッションの終わりにはまっすぐになった気がした。私のO脚も少しは直るかしら? と希望を持てた。

Session5 (2002/2/16)
テーマは腹部。
お腹のどこが悪いんだろう? と自覚症状がまったくなかったけれど、お腹の筋肉が前で引っ張りすぎるから腰が辛かったのだと気づかされた。
前面が伸びた分、次のセッションまでは後頚部から背中にかけてが重くてしょうがなかった。重力に逆らっては生きていけない!! とばかりに横になってばかりいた。横になっても重いかたまりが張りついている感じはとれずに寝返りを何度打ったことか。寝相のひどかったこと、ひどかったこと。夢もひどかった。いやな夢ばかりみた。嫌いな人、嫌なでき事、辛いこと、悲しい気持ちになるようなことばっかりだった。

Session6(2002/2/24)
前のセッションからの間が1週間で本当に良かった。
あの重苦しい感じはとても我慢できたものではない。福田さんに沢山夢を見たことを話したら、ロルフィングをやっている途中ではよくあることだと教えてくれた。背中にいろんな嫌なことを背負って暮らしていたのかもしれないと思った。
今回で背骨を強く意識するようになった。以前は仰向け(あおむけ)になっても首の後ろが凝って縮んでいて、あごを引くことができなかった。でも、仰向けになって背骨と地面の接するべきポイントがあるんだなと思った。そうやって夜に仰向けになって寝ていたら、背骨(胸椎)がぽきっと鳴った。それと同時にチリチリした暖かいものが両手の指先までじんわりと流れ込んだ。とても幸せな満ち足りた気持ちになった。手ともつながるようになったって事かしら。
それから歯のかみ合わせが突然しっくりとなったのにも驚いてしまった。

Session 7(2002/3/3)
首、頭がテーマ。
あまりに気持ちよくて知らない間に眠ってしまった。首も突っ張った筋肉が動くのを邪魔していて、動かすときにぎしぎし言っていたのかなと思った。

セッションの後、顔が心なしかすっきりしたような気がした。歩き方も軽やかになってきた。この頃からは身体だけではなく、同時に物の見方や行動の仕方も変わった気がする。他人のペースに翻弄される傾向があったけれど、少しずつ自分は自分のペースがあると言えるようになってきた。ちゃんと自分の足で体重を支えられるようになってきたことと関係あるのかもしれない。起こっている事態をそのまま文字通り捉えるのではなくて、言外の意味も感じとる余裕が出てきたような気がした。

Session 8(2002/4/29)
まとめの第1回。
私の右腕。ひっかかっている肩甲骨(けんこうこつ)。腕を上げるときの肩甲骨の動き方を何度も何度も教わったのに、肩甲挙筋(けんこうきょくきん)が頑張ってひとりで無理な動きをしている。右手が使いづらくて、上体が左に捻れているんじゃないといわれてなるほどと思った。セッション後は右腕を上に伸ばしても引きつられている感じが減っていた。

依然として問題の骨盤周囲にも手を加わった。以前と違って骨盤が分かるようになった。私の骨盤は筋肉でがんじがらめにされていて骨盤の存在も分からなかった。今は触ると腸骨をがしっとつかむことができる。座ると坐骨で座っているんだと良く分かる。頑固な便秘のせいでお腹に力が入らなかったのか、骨盤のあたりが緊張しすぎて便秘になっていたのかよく分からないけど、お腹はすっと伸びていないとちゃんと骨盤に体重が載ってこない。骨盤から股関節、膝、足首へ体重が一直線に通っていく感覚は生まれて初めてだった。

見えないけれどあると感じるということはサイエンスの世界ではevidenceがないからなんともいえないと一蹴されてしまうけれど、でも説明できなくてもあるものはあるんだと思った。

Session 9 (2002/5/5)
まとめの2回目。
肩も首もこらなくなった。前のセッションから気になるのは右の股関節。なにか引っ張られるような引きつれている感じが気になってしようがなかった。

セッション中うとうとしていたら、福田さんに寝ちゃだめ。とすこし強めの口調で言われてどきっとした。セッションはあと1回で終わり、いつまでも福田さんの技に頼っていくわけにもいかないもんね。それでも、毎週こういうセッションがあったら楽しいだろうにと寂しくもあり、またすぐ前の自分に戻ったらどうしようと不安もあり、結構複雑な気持ちがした。壁と押し合いして、背中に力を伝わせるのがとても難しかった。今でもできているのか少し疑問。最後に歩くときの重心の移動を教わった。歩いていても背骨がしなっているのが分かる。これはすごい。

ヨガに行っても次々に今までできなかったポーズができるようになっていた。膝の裏とか肩甲骨の回りとか伸びるようになったからというのもあるし、意識しようと思ってもできなかった部位(背中の肩甲骨のあたり、腰のあたり)のイメージを持てるようになったのが大きいと思った。

Session10(2002/5/19) 最終セッション
「歩くときどうしてそんなに音がするんだろうね。立てないように歩いてごらん。」
と言われて、音を立てないように頑張って歩いてみる。でも泥棒がしのび足で歩くような不自然さでぎこちない。しばらく往復しているうちにだんだん音がしなくなっていった。力が抜けている。歩くのにこんなに地面蹴らなくてもいいんだ。って初めて気付いた。福田さんには「そんなに地面いじめなくてもいい」って言われて、そうだ、その通り。しかもいじめていたのは地面だけじゃない、周囲の人、モノに対しても同じ態度だったと思った。

捻れた足も福田さんの魔法の手で変わって来た。足の内側に重心が来ないといけないのは分かっていても、すぐ外側にがにっと力が入ってしまうし。足首は硬いしとO脚は健在だったけれど、今日初めて拇の付け根とかかとで自分を支えている感覚を知った。捻れていた膝小僧も正面を向くことを知った。足を持ち上げるのに頑張りすぎてパンパンに張っていた太ももだって本来の仕事ができるように戻してもらった。極めつけは謎のゴムバンドで大腿内側の筋肉の使い方を教えてもらった。これでようやくひとりで立てるようになった!

10回のセッションを終えて、身体が自然な形により近づいていると感じた。
それから心持ちも変わったと思う。これからのことをあまり恐れなくなったと思う。これからもきっといろんな人、物事にいろんな事を教えてもらいながら、気付かせてもらいながら生きていくんだなと思った。それって楽しいことだし、そうやって気付いていけば自分はなりたいようになれるんだ、という自信が持てたと思う。本当に何とかして変わりたくて変わりたくてでもどうしていいか分からなくて、いらいらしていたところでロルフィングに出会って本当に良かったと思った。

私の身体という乗り物は案外悪くないなと思った。私は私の身体に乗ってこれからの人生を生きていこう!とこれから起こるいろいろなことが楽しみになってきた。

10セッション後にいただいたメールより(抜粋):

『写真を送っていただきどうもありがとうございました。それを見て本当にたまげてしまいました。脚が、背中が、顔までも変わっているではありませんか。セッションを始める前はとても幼稚な人形の脚みたいでしたが、終わった後はちゃんと生きている脚になったように思いました。

 3日に1回当直の生活にそろそろ疲れも出てきて、食事も乱れ、なかなかいらない脂肪を片付けるところまではいきません。求められたペースに合わせることには慣れていて、限界を超えるまではどんなにあわただしくてもついて行ったのですが、最近はふと仕事の合間に自分本来のペースに戻ってみようと思うことがあり、せいぜい2、3分ですがゆっくり歩いてみたりすることがあります。これも前と変わったところだと思います』


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Oさん(歯科医)  10シリーズを終了後に、こんなメールをいただきました。
 (前略)毎回真剣に一所懸命セッションに取り組んでいただいてとても感謝しております。「これだ」と思った直感は初回のセッションを受けて間違いなかったとおもいました。なぜなら内容がかなり密度の濃いものであること。術者が人体の解剖をきちんと分かってホリスティックな観点で施術していること。いままで一般の整体やマッツサージをうけて来ましたが体のことが分かってやっているなと感じたのは稀(ほとんど皆無)でした。中には私の体を触ってこうでしょああでしょと推察するも当たらず、こちらが否定するとむきになって施術してきて(まるで暴力でした)その後一週間もあちこち(肩や腰)の痛みが取れなかったなんて経験もありました。あれはもみ返しなどという生易しいものでなく打撲症とか捻挫の類でした。術者の感情や精神状態(この場合は怒りのようなもの)がその対象者に反映したのですね。その点ロルフィングと福田さんの施術は丁寧でエクセレントです。(あーよかった)

 気功などをやるなかでいかに楽に中立して、しかも軸を通して立つか。そしてその軸のストラクチャーを天地に通すかに腐心するなかで。自分の体の癖やゆがみや固まっているところと格闘せざるを得なく。気功の教室で習う体をゆるめ整える体操や軸を通す体操だけではなかなか時間がかかるなと思っていた矢先、車の運転中偶然にラジオでロルフィングのことを知りWebで検索してその日のうちに申し込んでしまいました。一刻も早く受けたかったのです。

 で実際受けて見るとこれがまた楽しい、自分の体と対話しているようでとても充実した90分ですね。体が軽快になるのは当たり前として終わった後は精神状態まですっきりさわやかになるのは不思議です。特に8回目9回目は体より気持ちのほうがすっきりしました。そして今日の10回目は最も体が変わった感じがしてまだその変化になじめないでいる状態です。首の感じや肩の感じからして二、三日かかりそうです。
 
 またしばらくしたらお世話になると思いますのでその時はよろしくお願いします。これからますます寒くなりそうですね。お体にお気をつけて冬を乗り越えて下さい。
      Mery Christmas&Happy new year! (ちょいと気が早い?)           

 p.s 鼻の穴のセッション、忘れられません。思い出しただけでも笑えます。大笑いしたい時またお願いします。


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