by Nobuko Fukuda (Certified Rolfer)
Last up date : 10/12/01

How do you adjust a body?
ロルフィングは、どのようにしてカラダを調整するの?

こんなたとえ話があります。

さあ、これからテントを建ててみましょう。
まず水平な場所に支柱を建てて、屋根になるテント生地をかぶせて、さらにどちらかに倒れないようにタープ(綱)を張り、端をペグ(金具)で大地に留めつければ完成です。

この時、支柱はスペーサーとしてテントの大きさや形を決定する役割をし、またテント生地は空間をつくり維持する役目をしています。では、タープはどんな役割をしているのでしょう。

数本あるタープのうち、どれかがゆるんでいたり、強く引っ張りすぎていると、テント全体が傾いてしまいます。つまりタープは、テント全体がバランスよく建っていられるように、適度なテンション(張り)をうむ役割をしているんです。

ですから、傾いてしまったテントを調整するなら、支柱や生地をいじるのではなく、タープを調整すればバランスのとれたいい状態に戻るはずですよね。
これをそっくりそのままカラダに置き換えてみましょう。
支柱を骨、テント生地を皮膚・筋肉、タープは筋膜にたとえることができます。筋膜とは線維組織がシート状態になった薄膜で、筋肉や骨、さまざまな器官をラップして包みこみ、さながらインターネットのようにカラダをネットワークして、それぞれをしかるべき位置に落ち着かせるものです。

もしも姿勢の歪み、アンバランスが原因で痛みや苦痛を感じているならば、元のバランスのとれた状態に戻ることで解消されるはずです。そうです、人体の「タープ」=筋膜を調整するばいいのです。

ロルフィングは、身体の構造的な再調整を目的とし、筋膜をマニピレート(手技)する方法です。
手や肘などでじっくりと圧力をかけることにより、短くなったり、硬く分厚くなってしまった筋膜を伸展させ、自然な弾力ある調子(トーン)を取り戻すようにしてワークを行い、重力に対してバランスのとれた状態にボディのアライメント(縦軸)が整うように進めます。
その結果として、身体構造の慢性的な痛みや苦痛が軽減し、カラダがスッキリと軽く感じる、バイタリティが高まるなどの良い影響を体感することができます。

創始者であるアイダ・ロルフ博士は「特定の症状を取り除くことよりも、人間としてより満足のいく状態(well-being)に導くことこそ大切だ」と考え、10回にわたってカラダ全体をバランスさせていく方法を完成させました。そのためロルフィングは10回を1シリーズとしています。

<10セッションの詳細>

Session1:呼吸を深める 
Session2:立つときの、しっかりとした基礎を準備する
Session3:左右、体側のバランスを整える

Session4:骨盤底を整え、腰の水平化をはかる
Session5:腹部のパターンを解消する
Session6:軸椎(背骨+仙骨)をフリーにする
Session7:胴体のうえに頭部をバランスよく据える

Session8:構造的、機能的の統合(1)
Session9:     〃    (2)
Session10:カラダ全体の統合、そして世界へ

大まかに言うと、Session1〜3では表層(スリーブ)、Session4〜7では深層(コア)への働きかけを行い、Session8〜10では統合(インテグレーション)を目的としたワークを実施します。
これは、カラダ各部位を数回に渡ってワークすることで、カラダが変化を受け入れやすくし、定着をはかるためです。そのためロルフィングは10セッション受けていただくのが理想的です。
<FAQを見る>


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